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 木のはなし(1) 枠組壁工法(ツーバイフォー工法)の構造材について
村松正悟  ビルドサポート村松代表
今回は、枠組壁工法(ツーバイフォー工法)の構造材についてお話します。

現在、構造材としては、北米およびカナダ産のディメンションランバーが使われています。ディメンションランバーとは米国(カナダ)産の規格木材のことで、木材断面の縦横サイズ(単位はインチ)によって分類され、204または2×4のように表記されます。
使用頻度順に、204(2×4)→210(2×10)→206(2×6)→208(2×8)→212(2×12) となります。 ちなみに、2×4(ツーバイフォー)工法は、この204「ツーバイーフォー」材を多く使うために、つけられた呼称です。
ディメンションランバーに使用される材としては、エスピーエフ(SPF)、ヘムファー(米栂)ダグラスファー(米松)の3種類があります。それぞれに利点と欠点があり、以前は、すべてが日本国内で流通していましたが、現在ではSPF材が90%以上を占めています。 従って、一般的な枠組壁工法の住宅の構造材(ディメンションランバー)は、殆どがSPF材です。

SPF材とは、いずれも北米大陸にある針葉樹で、Sースプル-ス(トウヒ材)、Pーパイン(マツ材)、Fーファー(モミ材)の3種類の木から製材されて出来たディメンションランバーです。殆どが、北米やカナダのBC州からの輸入品で、最近は、ホームセンターでもよく目にするようになってきました。(国産品についても、以前から研究はされており、多少は流通しているようですが普及はしていません。) これら3種類の材が混在して、216本から240本を単位として梱包されています。ファー(モミ)材は殆ど入っていませんが、パイン材とスプル-ス材は、よくみると見分けがつきます。

SPF材の特徴は、木材の断面がプレナーで加工され、出隅が4面ともペンシルカーブといわれる丸みを帯びているため、持ちやすく、なんとなく温かみのある印象を与える点です。発想の違いでしょうか。日本の木材とは異なり、人に優しい製材品といえます。

枠組み壁工法は、建物の躯体材として、これらディメンションランバーのうちの、404と204と210と206の4種類の木材を、モジュールにのっとり、正碓に並べて組み立てる工法です。これらの木材に加えて、特に、釘が大量生産出来るようになった頃から、現在の形に近いものに改良され、急速に普及しました。

このように、枠組み壁工法(ツーバイフォー工法)は構造がシンプルなために、家のつくりが理解できて、一般人でも建築に参加することが容易です。まさに、セルフビルドにはぴったりというわけですね。
なお、東京の虎ノ門にCOFI(コフィ)というカナダの出先機関があります。木材に興味のある方は一度訪ねてみてはいかがでしょうか。

(2006.5.10.記)



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